CEO & コミッショナーからの挨拶 |
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「プレーヤーの鑑(かがみ)」
感動に満ちあふれたJAPAN CUPを終えて、2015-2016シーズンがすでにスタートしている今、現場にいた皆さんにとってあの激闘の数々は、良き思い出として少しずつゆっくりと記憶の彼方へ遠ざかっているところでしょうか。 私も現場に居合わせた者として、ふとしたときに名勝負を思い浮かべては感動がよみがえり、また同時に、高いパフォーマンスを披露してくれたプレーヤーの皆さんへの感謝の念を強くします。NDAの最高責任者の立場から、この場をお借りしてあらためて衷心より御礼申し上げます。 さて、今回こうして手記をしたためましたのは、JAPAN CUPで出会った数々の感動のなかに、最上級の物語があったことをぜひ皆さんと共有したいと思ったからです。 〈スーパー〉クラスの決勝Rに進んだ7名のなかに、福島親子の姿がありました。〈セミファイナル40〉から勝ち進んで最高峰の舞台に立っただけでも見事ですが、福島弘明&クロアは予選通過1位、福島彩永&クロアは同2位タイ、福島弘明&LONAが同4位と上位を独占。親子のどこかの一角が優勝をさらってもおかしくない、まさに追う者の勢いを感じさせるゲーム展開でした。 ただし、2人が残した好成績が最上級の物語の源泉ではありません。決勝R、クロアとのコンビで先に登場した福島彩永ちゃんは、1投目こそミスになったものの、2投目、3投目に8Pを記録し、いやがうえにも期待は高まる一方の状況を作りました。ところが、次の受け渡しの寸前でクロアの足が止まります。本来であれば、クロアのところへ駆けよってティスクをもぎ取ってでも次の1投に移りたいところです。しかし、彩永ちゃんはクロアに正しい受け渡しをうながしながらスタートラインでじっと待ち続け、結果的にそのままゲームを終えました。 昨シーズン、福島家ではクロアのディスクの受け渡しで悩み、トレーニングと大会参加を通じていろいろと試行錯誤を繰り返していたようです。大舞台でその心配事が起きてしまったとき、彩永ちゃんにしてみれば「この悪い状態のまま最後に登場するお父さんへバトンを渡すわけにはいかない」ととっさに判断したのではないでしょうか。これは家族の強い絆の現れであると同時に、ディスクドッグプレーヤーの本能の発露だと言えます。自然体でやってのけた彩永ちゃんの姿を思い浮かべるたびに、私は心が揺さぶられ、最上級の物語を観た気分になるのです。 大会終了後、同じく〈セミファイナル40〉から勝ち進んで決勝Rの舞台に立った深谷さんが次のような言葉をかけてくれました。 勝負を度外視してディスクドッグプレーヤーの誇りを示してくれた彩永ちゃんに敬意を表したいと思います。これからもピュアな心と真摯な姿勢で、自身の〝ディスクドッグ道〟を突き進んでください。 |
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N.D.A. ナショナル ディスクドッグ アソシエーション CEO |
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新たなテーマは "Dreams come true!"
今期もサマーシーズンからスタートを切っていますが、いよいよディスクドッグの本格シーズンを迎えます。
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N.D.A. ナショナル ディスクドッグ アソシエーション コミッショナー |
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